ステロイドは副作用があるから「悪」という考え

2歳からアトピーが発症して、20年ぐらい
ずっとステロイドを使いお薬が効かなくなり
それから10年ぐらいはステロイドのリバウンドがあって
苦しい思いをしました。

それから食に対するアプローチを知り、
食を改善することによりアトピーは完治しました。

ステロイドのリバウンドで苦しい思いをしたとか
ステロイドには副作用があって怖いなんて聞くと
ステロイドはめちゃくちゃ悪いものだと感じますよね。

ただ、絶対悪だとか決めつけたり人に
その考えを押し付けたりってちょっと??だったりします。

ステロイドの役割

ステロイドとはアトピーで起きている炎症を沈める
抗炎症剤。
そして痒み、痛みの軽減ですね。

これは対処療法であって、病気の根本を断ち切る
ものではありません。
ですが表面的にはきれいになり、痛みもかゆみも
なくなるので治っていると勘違いしてしまいます。
30年以上前には、ステロイドを処方しながら
これは対処療法です、根本的になおしている訳ではないので
生活改善や、食生活の改善が必要ですなんて
説明してくれているお医者さんはいませんでした。

ステロイドは症状の軽減をするのがその役割です。
その役割がある以上、正しい使い方をすれば
「悪」ということはありません。
ただアトピーを「完治する」という点では限界があるのです。

アトピーを完治させる為に懸命な選択を

私が最終的にとった手段はステロイドを離脱して
お食事を改善しながら、健康な体、
自分の治癒力を高めていくことに
注力を注ぎました。

簡単に言いましたが、ステロイドを一切離脱するというのは
大変な労力がともないます。

今まで使っていたステロイドを辞めるので
長年使用していたことによる炎症と
もともとのアトピーの炎症とのダブルパンチです。
日常生活は送れません。

ですので全ての人におすすめできる訳ではないのです。

私はその時、実家ぐらし。
ゆうなれば働かなくても親がいたという大変にありがたい環境に
身を置いていました。

ですがあなたが一家を支える大黒柱だったら、
仕事に行けないほどのひどいリバウンド状態を伴う治療が
できるでしょうか?
あなたが一家のママだったら?
日常生活を送れないほどの状況で家事をこなしたり
子供とふれあったりできますか?
取り返しのつかない、大きな痛手を伴うことにも
なりかねません。
正しいステロイドの使い方を熟知して、それを
教えてくれるお医者さんのもとで、ステロイドによる
対処療法をやりながら、生活習慣やお食事の改善をする
アトピー完治を目指す方が賢明ではないでしょうか?

何事も盲信はいけません。
自分の判断基準を持ちながら、自分で考え納得して上手に
情報を活用する。
そのようにアトピー完治へ向けて進んでいきましょう。
舵をとるのはあなたです。