病院や薬でのアトピー完治に道を見いだせなかった私は
何かそれらに代わる治療はないか
探していました。
本を読んだり、人に聞いてみたり
アトピーを完治させた体験談などの講演会なども
参加してみました。

そして1つの情報にたどりつきました。

人の体は「食」でできているということ。
体の不調の源は「食」である。
お薬は病気や不調を「緩和」するものであり
それでアトピーが完治することはないということでした。

当時私の食生活はそれはそれは
ひどいものでした。
好きな時に、好きなものをいつでも食べる。
洋食が大好きで甘いケーキやおかしばかり
食べていました。
ファーストフードも大好きでした。
それはずっとずっと前、小さ頃から
当たり前のように常食していました。
栄養や食べ物が体や自分のアトピーにどのように
影響するかなんて考えたことがなかったし、
どこかで教えてもらったこともありませんでした。

その頃のアトピーの状態はまだまだひどく
夜は眠れないほどでした。
朝までかき続けて、かき疲れて朝方眠る。
そんな昼夜逆転の生活。
自律神経のバランスも崩し、パニック障害や
うつ病まで併発していました。
アトピーだけではなく、1人で外出すらも
できなくなってしまった状態でした。
仕事は入院を期に辞めていました。

そんな状態だった私に飛び込んできた情報。
食養=お食事の改善、正しい食事で体の不調を改善する。

「食」このあたりまえで、あいまいな答えに
私はアトピー完治の道はこれなのではと思うようになり
学びながら実践することにしました。

アトピー完治を目指して
病院を転々としたり、入浴法、保湿剤、塗り薬
ダニを吸い取る掃除機、いろんな治療をしてきましたが
根本である「食」をどれほどないがしろにしてきたことか。
「根っこ」を見ないで、一生懸命「枝葉」ばかりを
いじくりまわしていたんだということがわかってきました。

そういえばいくつかまわったクリニックの先生に
今どんなものを食べないようにしているか?という
質問をされて
「なんでこの先生はこんなことを聞くんだろう」と
不思議に思ったことがあったなと思い返しました。

アトピー治療として食の改善を伝えてくれた方に
「あなたのアトピーは誰からにうつされたものですか」
と質問されました。

アトピーは伝染病ではありません。
ということは自分が作ったものなんだ。
自分で作ったものであるならば、自分で治せるんだと
言われました。
今まで、病院や薬が全て解決してくれると
信じて、思うようにいかなかったけど
今度は食のことを自分で学んで、実践して
自分の体を作っていこうと思えました。
薬じゃないから、年月はかかる。
でも自分の体を作りながら、病気に負けない
体にしていくのだから、アトピー完治はありえる
そう思えたのです。

アトピー完治への道のスタートラインに立てたのです。

 

今日もお読み下さりありがとうございました。