1970年頃 昭和40年代以降からアトピーは急増しはじめました。
昭和30年代には日本にはアトピーという言葉はありませんでした。

私がお母さんのお腹に宿る前のお話です。

その頃日本の「食」にはどんな流れがあったのでしょうか?

この頃外食専業元年と言われ、
ファーストフード店やファミリーレストランといった
店舗が日本にオープン。
この後、働くママも増え始め今までおかあさんが手作りしていた
お食事に変化をもたらしはじめた時代といえます。

ご飯に味噌汁 お漬物。お魚料理といった伝統的な
和食から欧米型の食生活が入ってきます。
ハンバーグやステキーキなどの肉料理。
パスタにピザ、サンドイッチ、ファーストフード。
パンにバターやマーガリン、甘いジャムを塗った朝食。

こういった洋食のお食事が食卓に並ぶようになったのはこの頃です。
私達が今当たり前のように食べている大好きなメニューは
実はずっと日本人が食べていたものではなく
まだまだ歴史が浅いです。
そしてこの食事が本当に私達に健康をもたらす「食事」であるか
アトピー完治を目指す私達が食べ続けて
本当に完治することができるのか疑わざるを得ません。

みんなが大好きな洋食ですがお肉料に代表されるように
脂質が多いのが特徴です。
体にとって必要な脂質もありますが、
害のある脂をとりすぎると血液を汚したり、体に蓄積されることになります。
そしてそれが細胞膜に異常をきたし、炎症という形で現れます。

それがアトピーの原因の1つです。

また洋食はどうしてもお野菜が不足しますね。
お野菜が不足するとビタミン・ミネラル・食物繊維が
とれなくなってしまいます。
食物繊維が不足すると腸内環境が崩れて
便秘の原因になります。
アトピーの人に便秘の症状が多いのも特徴です。

こういった洋食のお食事を見直すことは、アトピーの完治に必要なことと言えますね。

欧米からきたこの食文化ですが、今はアメリカ人の方が
日本の和食のすぐれた食文化に注目しています。

ユネスコの文化遺産にも登録されたこの「和食」

穀物を中心にお野菜・魚介・海藻。
脂質は主にお魚からといったカロリーが低く栄養価が高いと
注目を集めています。

洋食を和食に変えると、とりすぎていた脂や動物性の
食物を控えることができます。

肉食中心で生活習慣病の病の温床だった欧米人が
健康を維持するために和食を高く評価しています。

私達が日本人が世界に誇る和食。
食生活を見直し、食を改善する、そして炎症を起こさない
体つくりをする。
アトピー完治への道ですね。

毎食は難しいかなと思ったら、1日1回は和食を取り入れてみるなど
工夫しながら始めてみませんか。
和食、とってもおいしいですよ。

今日もお読み下さりありがとうございました。